平均-60点からの上田東高校進学

中学1年3学期から当塾に通い始めた生徒Bさん。中学最初から比べてどんどんと学年平均から遠ざかっている状態からスタートしました。

生徒Bさんは典型的な暗記が苦手タイプ。

なかでも英語が一番苦手意識が強くありました。

そこで当塾では徹底的に暗記を・・・・・ということは全くしないようにしました。

やりやすいものから

まず取りかかったのは好きだという数学でした。数学もずいぶんと下がって来ていましたが、好きなものからなら挽回するのも早いと判断したのです。

それに「暗記が苦手」というお子さまの大半は、気持ち的に思い込んで苦手になっている状態が多いと考えています。

嫌な言い方かもしれませんが苦手としておいたほうが都合よく面倒なことをしなくても済む、という深層心理ではないかと。(深層心理なので本人は自覚はないとは思います。)

ですから、得意なもの、やり易いものにまずは取り組み、その中で勉強時間の耐性(長くやっても疲れない体力)や勉強の仕方などを覚えていくほうがいいと思っています。

生徒Bさんにもそのことを理解してもらい、苦手は放っておいてやり易いものにしばらく集中してもらいました。

すると、すぐに数学の点数が40点ほど上がったのです。

それから中学2年生の1年間では数学は80点を取れる状態になりました。さらに数学の次に好きな理科も、中学2年生で85点を取れるようになりました。

中学2年生のときは、もっぱら数学と理科に取り組みました。

そして理科でも「覚えることが多いけれど点数が取れる」ということを、だんだんと自覚できる事実を作っていったのです。

ようやく「覚えられない」という思い込みが外れてくれたのでした。

そこで中学2年生の3学期くらいから、英語と社会にも取り組みはじめたのです。

ただ、まだ中学2年生の段階では自己平均点は学年平均-10点くらいで、学年平均を常に下回っている状態でした。

通塾して1年間は、こんな感じでした。

中学3年生では常に学年平均点以上

しかし中学3年生になってからは、総合テストも含めて1度も学年平均を下回ることはなくなりました。

2学期からの信学会の模試でも、上田東高校はA判定。染谷丘高校にも到達する勢いでした。

受験は、上田東高校を併願なしで合格。

最後の模試でもA判定でした。

まとめ

生徒Bさんの場合も、こうやって書いてしまうとあっさりしていますが、とくに受験期の一時は不眠気味になってしまったり、緊張や不安による体調不良も出るくらいでした。

染谷丘も狙える状態ではあっても、そのあたりを見極めて上田東にする、という判断です。

それほど真剣に、自分を追い込んで頑張って来たのです。それが良いか悪いかは私にはわかりません。

しかし、生徒Bさんが「頑張りたい」というのなら最後まで一緒に伴走するのが私の役目。苦しい姿も含めて目をそらすことは出来ません。

生徒Bさんの場合には、できないものや苦手なものがあっても「自分を卑下しない」「堂々と。得意な科目があると言えるように。」そういうことを、まず大切にしたいと考え中学2年生の一年間、強い気持ち作りをして来ました。

ついつい自分のダメなところ、できないことだけに目をやりがちになりますよね。しかし、それよりも「得意なものがある」「努力すれば得意が作れた」という経験の方が気持ちとしては強いはずです。

その強さが出てくると、苦手なものについてもびくびくしないで挑戦できるようになるんですね。

生徒Bさんは、中3生の受験期には英語はみんなと同じ中3レベルの英語の授業を受けられるほど、あっさり追いついてしまっていました。

また、じつは漢字についても社会科では平仮名でも正解にはなるのですが「漢字で書く」ということを課したことで、漢字も書けるようになってしまったんです。

そういう風に苦手なものに真正面からぶつかっていかなくても、柔軟にアプローチすることで克服出来てしまうことが多いということを、生徒Bさんの成功物語からお伝え出来れば幸いです。